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私と彼との出会いは中学の頃だった。

2014-11-17

 私と彼との出会いは中学の頃だった。彼は入学当初はまだ友人がいなくて、いつも教室の隅の暖房器具で所在なさそうに立っていた。

でも、次第に仲間ができてくるとクラスの中心人物になっていき、自分たちのことを「メインメンバー」とよんで、

そのメインメンバーだけでカラオケや卒業式の打ち上げにいった。

私は彼のことが好きで中学三年のバレンタインに手作りチョコをあげたけれど、受け取ってくれたのにホワイトデーはこなかった。

卒業式での心残りはボタンをくださいと言いだせなかったことだ。

付き合っていなかったのだから、もちろん第二ボタンなんてもらえなくていい。

第一ボタンでも第三ボタンでもいいから彼のボタンがほしかった。卒業してもう十年たつが、私は彼のことをまだ完全にはふっきれていない。

どうしてホワイトデーにキャンディーひとつでもいい、お返しをくれなかったのか。

彼はそれほど私に興味がなく、あるいは私を嫌悪していたのだろうか。

そんな無意味な自問自答ばかりを繰り返している。

彼は高校ではバンドのドラムをやり、クラスがちがう女の子から手紙なんかももらうほどベタモテしていたということを友人に聞いた。

今思うと、彼には女の子を引きつけるフェロモンがあったのだ。

私は高校、大学と何人かの異性を好きになってきたが、彼のように野性的な男性との出会いはその後二度となかった。

もてる男の子=ハンサムな男の子というわけではないのだな、というのが中学の彼でわかったことだ。

もてる男の子=フェロモンのある男の子だ。しかし、そのフェロモンというものの正体は、まだ私にはわからないのである。

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